ここ1年ほど、SiL3114ベースなSATA RAIDでがんばってきたわけですが。
どーもディスク負荷を掛けるとPCIバスからデータを取りこぼすらしくて。
オーディオカードからの入力にノイズが載ってしまっていたのですよ。
#DAW的な使い方をしているので、フラグメンテーションとか起きまくりだし、ちょっとアレですが。
つーわけで、ウチのシステム(nForce3)のパラレルATAを活用して、PCIバスの負荷低減を図ることにしました。
[で、購入]
いやー、我が家のPC、チップセットにRAID内蔵しとらんですよね。
かといってRAIDカードをPCIにぶら下げるのは本末転倒、PCIバス使いたくないんだし。
でもRAIDしたいなー、、、とか考えつつ某クマなお店(こないだまでウマだったとこ)で
衝動買い、だめじゃん俺。
ダメです。
[早速腑分け]
中身がコレ。
全体像。
プロセスルールは1608、リフローリフロー部分DIP、多分4層貫通。
有鉛マウントしてますね。
FPGA
メインFPGA。XILINXのSPARTANですな。
メモリ構造が某Cycloneよりもこーゆー用途向けには適しているらしく。
詳しくは知らないが。
ちなみにこいつには50MHzのOSCが。よってこのボードはATA100対応というわけで。
USB I/F
workbitのUSB-to-PATA変換石。「優 you ER12」だそうで。
パッと見何故かRAID構成先の片側にしか配線が行ってないように見えるのだが・・・。
取説には「このUSBはF/W Upgrade用」とか書いてあるわけだが。
もしかしてコイツ使ってFPGAのF/WをPATA経由でゴニョるのか!?
電源周り
LDO使って3系統の電圧を作っているらしい。
まぁ3.3と1.8と1.5ってところか。1.2かも知れないが。
見ての通りスタッドが立っているので、ここから電源を突っ込むことも可能かも知れづ。
それにしても中央のと右のLDO、なんか改修しとりませんかね?。
謎の空きパターンその1
いやー、何に使うか全く見当つきませぬ。
こいつかなぁ、でも片側GNDに落ちて無いしなぁ・・・。
謎のピンヘッダ
こっちも謎だ。
特に取説に表記も無いし。
まぁ、USBコントローラー設定用かも知れんが。
謎の空きパターンその2
もうこれはあからさまですな。
PCIにさしとけないような邪デバイス用に普通の電源供給をば。
使わなさげな12VにワザワザL入れているのがなんとも。
裏面
なんつーか実装に文句言われそうな裏面だ・・・。
まぁBGA使っている以上、しょうがないんだけれども。
端子面
RAID1時のHDDコピー及びステータス設定用スイッチ類、動作表示LED(3色)。
あと冶具用USB。
ちなみにRAID0.1切り替えは右奥に映ってるスイッチでやります。
[導入]
こやつ、当たり前ですがSATAなHDDは×です。
よってHDDを購入。
にだーい
海門厨ですから
マスター設定です
まぁHDDとこのボード、買った後飲み会中私の鞄の中で一夜を明かしたというのはナイショだ。
で、早速実装してみる。
たわー
えぇ、星野DQNケースですよ。
ま、RAIDやるときは順番入れ替わると難儀するので、ナンバリング必須です。
この構成のDQNさ加減は分かる人のみ分かるということで・・・。
仮組
仮組してみました。ばっちり動いています。
認識
これかーーー!
っつーかFPGAのシルクくらい直しておきなさいっての・・・。
組み終わり
ハーネスが側面から出るので、比較的組み込みはラクです。
今回某Blessに売ってた300円ケーブルで組んでみましたが、特に問題ないです。
[ベンチとか]
・CrystalMarkのHDDインフォメーション
・CrystalMarkによるHDDベンチマーク結果
CPU : AMD Athlon 64 FX-53 940pin
Memory : 1GB (512MB x2) PC3200 Reg.ECC
M/B : ASUS SK8N
VGA : GF6600GT 128MB
OS : Microsoft WindowsXP Pro. SP2
まぁ、セクタ単位でのみしかRAIDが構築できない地点で、あまり性能向上は望めない
ような気がしますが。こやつのアドバンテージは、
・OSを選ばない
・RAID1を廉価に構築できる
ことなので、まぁヨシとしますか。
ま、しばらく使ってみて、バグらないかどうか確認してみます。
以上です。